[旅の日記]
赤目四十八滝 
本日は、赤目に来ています。
ここは「赤目四十八滝」で有名な、渓谷美を楽しめるところです。
早速、名張市赤目町を流れる「滝川」に沿って、歩いてみましょう。
滝巡りの入口には、「日本サンショウウオセンター」があります。
この辺りはオオサンショウウオの棲息地で、世界最大級の両生類のひとつのサンショウウオが見られます。
ここでオオサンショウウオの飼育と展示がされています。
黒くずんぐりむっくりのオオサンショウウオですが、それだけではなく白いかわいいサンショウウオもいます。
ウーパールーパーで、頭の脇から手が伸びる愛嬌のある姿が笑いを誘います。
様々なサンショウウオを見ながら、滝への通路に入っていきます。
滝には3km余りに渡って遊歩道が整備されており、通路に沿って滝を見て回ることができます。
行者滝、銚子滝を見て歩き、特に美しいと言われる「赤目五瀑」を巡ります。
その先には、「赤目五瀑」の最初の滝である「不動滝」にやってきます。
入口から200mのこの場所ですが、明治中期まではこれより先は進めなかったところです。
さらに進むと「赤目五瀑」の2つ目の「千手滝」があります。
ここか滝口から滝壺に向かって岩に沿って筋を描くように水が流れ、しだいに幅が広くなっています。
その様子が千手に似ていることから、「千手滝」と呼ばれる美しい滝です。
さらに進ましょう。
「布曳滝」も「赤目五瀑」のひとつです。
ここは、30mもの高さから水が落ちる滝です。
1本の糸が頭上から垂れ下がったような滝で、滝壺の深さも30mもあるといわれています。
中間地点には「百畳岩」があります。
平らな岩の間を水が流れているこの辺りが、「百畳岩」と呼ばれています。
そしてそのそばには「百畳茶屋」という休憩所があり、ここで足を休めます。
川の流れを聞いていると、心が洗われます。
姉妹滝、雨降滝、骸骨滝を順に眺めながら歩いて行きます。
すると目の前に、二股に分かれた「荷担滝」が現れます。
「赤目四十八滝」の写真で多く使われている、景勝地です。
上の小さな滝を流れ落ちた水が上部の滝壺で大きな岩に分けられ、さらにここで左右に流れが別れ「滝川」へ落ちる落差8mの滝となります。
二段で二股の美しい構図をしている滝です。
もちろん、「赤目五瀑」のひとつに数えられています。
最後の「赤目五瀑」は、その先の「琵琶滝」です。
15mの落差をもち、滝壺に落ちた水が今度は川までなだらかに静かに流れ込みます。
楽器の琵琶に似ていることから、「琵琶滝」と名付けられています。
そうしているうちに、遊歩道の出口にたどり着きます。
今回は車での訪問でしたので、曽爾村を巡ります。
そこには、岩肌が見え尖った姿をした山があります。
「鎧岳」で、美しい景観を楽しむことができたのでした。
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