にっぽんの旅 東北 青森> 十和田湖

[旅の日記]

吹雪の八甲田山と初冬の十和田湖

 今回は東北の旅です。
青森から南下して十和田湖、そして西の弘前と、右回りのコースを取りました。

 青森駅を降りた私は、早速レンタカーを借りて十和田湖方面へ。
最初の目的地は、町外れにある「ねぷた博物館」です。
館内には過去ねぷた祭りで披露された優秀作が飾られていました。
祭りそのものは見たことがないのですが、博物館では暗い部屋に実物のねぷたと音響とで祭りの模様が手に取るように再現されています。

 ねぷたの後は酸ヶ湯温泉へ。
なにしろ青森に着くまでで結構時間がかかってしまいましたから、早く温泉へ行って休みたかったのです。 酸ヶ湯温泉は八甲田山の梺のひっそりした温泉。
たった1軒しかない旅館ですが、これが情緒たっぷり。
そしてなによりもの楽しみは総ヒバ造りの巨大風呂。
ヒバ千人風呂というものです。
実はここは混浴の風呂なのです。 かすかに期待をしたものの、予想通りおばーちゃんばかりの温泉でした。
殿様気分で、その日は過ぎて行きました。

 さて、翌日は吹雪。
酸ヶ湯温泉近くの地獄沼を見て、車で十和田湖へ向かうことにしました。
ところがここ十和田湖方面は八甲田とうってかわって、快晴の晴天なのです!
車は十和田湖まで、しばらく紅葉のきれいな奥入瀬渓流沿いを走ります。 この時期既に紅葉は終わったとはいえ、まだ遅咲きのもみじがちらほら。
十和田湖から流れ出る奥入瀬川沿いの奥入瀬渓流は、何度来ても東北一の絶景地です。
思わず車を止めて、渓流散策と相成りました。

 十和田湖では琥珀色の水面に見とれながら、口にはついついキリタンポが。
十和田湖で車を止めて歩いていると、「キリタンポはいらんかね」という売店のおばちゃんに誘われて買ってしまったのでした。

 帰りは時間があったので、かなり大回りですが弘前経由で弘前城に寄ることにしました。
ちょうど紅葉の季節とだけあって、こちらの方は紅葉の真っ盛り。
弘前城の白壁と相まっていっそう紅葉が映える絵に、しばし感激!
あやうくここでもう一泊しそうになりました。
遊び心を押させて車は昨日出てきた青森へ帰り、今回の旅を無事終えることができました。

PS.
それにしても東北弁は難しいですね。
以前行ったときは、駅員の切符の説明が理解できなかったし、今回は乗ったタクシーの運転手の喋ることが雰囲気でしか判らなかったのですから。
旅の写真館