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[旅の日記]

青森ねぶた祭り 

 青森のねぶた祭りに来ています。
長年の願いであったねぶたです。
ただ思いのほか暑くて、ちょっとへばり気味です。
せっかく来たのですから、今日は頑張ってねぶたの最初から最後まで見る覚悟です。

 青森駅の改札口は、近代的なビルに入っています。
本日が1週間の祭りの初日とあって、駅ビルはたいそう賑わっています。
祭りが始まる前に涼みに来たり、食事に来たりの人だかりです。
それでは、ここで腹を満たして今晩の祭りに備えることにします。

 食事も終わりねぶたの山車が見れる場所を探します。
国道7号線を東に歩き、県庁前の交差点でねぶたを待つことにします。
交差点の直前では、消防車が駐車し車線を塞いでいます。
公用の緊急車両までが祭りに駆り出されており、祭りにかける熱意は相当なものがあります。

 ねぶた祭りの起源は定かではありませんが、中国から渡来した七夕祭、古来から津軽にあった習俗と精霊送りが一体化したものと考えられています。
ろうそくが普及すると、紙と竹を使った灯籠に替わり、さらにはそれが変化した今のねぶたになったと考えられています。
最終日に行われるねぶたの海上運行は、ねぶたを使った灯篭流しからきたものです。
いまでは地域や職場、保存会などの様々な単位で参加しています。

 歩道に立ちねぶたを待っていると、綱を持った人の流れがやってきました。
子供から大人までが、綱を携えています。
いよいよ山車の登場です。
ねぶたの制作ですが、まずは角材で支柱を作り、そこに針金が糸で凹凸のある骨組みを作ります。
そこに電飾を施し奉書紙を貼っていきます。
墨で形取り、ここに色を付けていきます。
このねぶたを40〜50人で運べるように車付きの台に乗せ、これでやっと完成です。
そのねぶたが、いよいよ目の前に現れようとしています。

 山車とともにやってくるのは、太鼓です。
数人が音頭を取って叩き続け、この節に従って引き手が踊り山車を引きます。
8〜10の太鼓を長いばちで打ち合うのですが、ひとつの大きな太鼓のところもあります。
それぞれ個性があるのですが、思いっきりばちを叩くその勢いには圧倒されます。
そんなことを見ている中、ミスねぶたがオープンカーでやってきました。
ねぶたの制作説明はほどほどにして、ここからは目の前で繰り広げられるねぶたをご覧ください。


     
     
     

 こうして3時間ほどかかった今日のねぶたは、終わったのでした。
帰りは帰りで、大混雑の中をホテルまで戻ったのでした。


     
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