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[旅の日記]

本州最北端の青森 

 本州最北端の青森県、冬は雪で閉ざされる青森ですが、本日の訪問はそんなイメージとは異なる真夏の青森です。

 青森は、JR奥羽本線やJR津軽線の終点の駅です。
東北本線が頭に浮かびますが、新幹線が開通後は盛岡以北はすべて第3センターに移管しましたので、東京〜盛岡間が東北本線ということを改めて認識したのです。
東北本線に代わって八戸から青森駅に乗り入れている「青い森鉄道」の電車も停まっています。
大きな駅の割にはシーンとしています。

 駅を交差する形で、大きな吊橋の「青森ベイブリッジ」が架かっています。
直線のワイヤーが美しい橋です。
その先には三角形の建物「青森県観光物産館アスパル」も見えます。

 駅の外に出てみましょう。
外壁が縦に流れる線模様が美しい「ねぶたの家 ワ・ラッセ」があります。
ねぶたの展示だけでなく、ねぶたの歴史を知ることができます。
「ワ・ラッセ」は、ねぶたの掛け声である「ラッセラー」から来ていますが、地方によって掛け声は異なります。
ねぶた祭りで有名な青森ですが、弘前のねぷたが伝わったものだと言われています。

 その先に大きな船が停泊していますのが見えます。
船体には「JNR」の文字が残されている、かつての国鉄使われていた青函連絡船です。
そう、ここは「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」です。
そして青森にあるのは、この黄色い船体の「八甲田丸」なのです。
40年前に青函連絡船に乗って北海道に渡り、途中イルカが並走することに感激したことを思い出します。
さっそく船内に足を踏み入れてみます。
船内は博物館になっており、リンゴや海産物を運ぶ様子が再現されています。
青函連絡船は、本州と北海道とをつなぐ鉄道路線の一部でもあり、客車や貨物列車がそのまま積み込めるようになっており、港からそのまま列車が乗り込めるように船内にも線路が敷かれています。
懐かしい国鉄時代の列車が、ひっそりと置かれています。
船内には当時の時刻表も掲示されています。
その他、操舵室や機関室なども見学できるようになっています。

 「八甲田丸」の外ではテントが張られ、人が集まっています。
今日はお祭り? 巡視船「おいらせ」も停まっており、船内を見学できるイベントが催されています。
べーべキューコンロが方々に配置されており、串刺しにした魚やホタテを購入して自分で焼いて食べることができるようです。
夏に入ったばかりの青森は、たいそう賑わっていたのでした。

   
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