にっぽんの旅 信越 長野 蓼科

[旅の日記]

紅葉の蓼科高原 

 久々の旅行のレポートです。
バブルがはじけて、我が家も例に漏れずの緊縮家計を強いられていましたので、今年は10月にして始めての宿泊旅行となりました。
行き先は2年前にも行ったことのある蓼科高原。
今回は前の震えるような11月末とは違って1ヶ月以上も早い時期となりましたので、紅葉が楽しみです。

 さて大阪を8時に出発して諏訪湖に1時到着を予想していたのですが、近畿道と名神での渋滞に巻き込まれて京都を越えたのが11時。
ここからやっとスイスイ走れたかというと・・・
実は今回は私の親も連れていったのでワゴン車をレンタルしての運転。
そのワゴン車がブレーキの感覚が違い(車体が重いせいかブレーキをかけてもなかなか止まってくれないのです)、安全速度での運転だったのです。

 養老PAで昼食を取って(本当は長野県内で昼食の計画だったのですが)、小牧JCで名神ともお別れ。
後はひたすら中央道をひた走り続けました。
でも名神に比べて中央道は眺めがいいですね。
通行量も少ないし、ここまで来てやっと旅行気分になったのでした。
周りを眺めながら走っているとあの長い長い恵那トンネルへ。
8kmの距離は中途半端じゃありませんね。

 さて諏訪湖ICに着いたのはもう3時前。
諏訪湖畔でくつろいで諏訪大社に行く計画も、到着の遅れで今回は見送りとなりました。
ICを出てすぐに蓼科へ直行。
でもここまでくればあとは1時間ほど。
車はさらに山へと突き進んで行くのでした。

 蓼科高原の入り口・・・蓼科湖でしばしの休憩。
2年前に来たときはここでセータとジャンバー姿に衣替え(?)したのですが、今回はまだ10月ということもあってか、大阪とさほど変わらない暖かさ。
太陽が出ている間は、ポカポカした最高の気分でした。

 そして会社の保養所に着いたのは4時過ぎ。
後は保養所ながら一流ホテル並の食事と温泉、それに1軒ずつ独立したコテージで夜を過ごしました。

 2日目は朝からたらふく食事をして(何故旅行に行くと朝食が食べられるのでしょうかねぇ?)、女神湖へ。
ここはメジャーでないのですが、私が蓼科で一番好きな所です。
ちょうど上高地の大正池みたいに池の中に白樺の木が立っていて、何ともいえない神秘的な眺めなのです。
湖畔でゆっくりしていると、ちょうどカルガモが寄ってきました。
そういえば女神湖周辺の道路には「カルガモ横断注意」の標識があったのでした。

 次に訪れたのは蓼科牧場。
広大な草原に無数の牛が・・・ となるところでしたが、牛の姿は見あたらず。
仕方なく自家製アイスクリームを食べて、雰囲気を味わいました。
でもさすが平日とだけあって(今回の旅行は火曜〜木曜)、どこへ行っても駐車場に困ることなどありませんでした。

 牛に裏切られたので、早々に牧場を後にして白樺湖へ。
蓼科一のレジャー拠点で、遊園地あり遊覧船ありのにぎやかな所です。
ところがこれまた平日で、駐車場無料ときていました。
困ったことに遊覧船までもが、人が集まるまで出航しないと言われたのです。
仕方なく足こぎのボートで湖遊覧を強行することになりました。
白鳥の形をした体力勝負のボートを2隻借りての、30分の遊覧です。
ところが、走り出してまもなくのことです・・
観光バスが着いたのか、当然遊覧船が走り出してしまったのです。
あっけに取られてしまいましたが「経済的で肌で感じる足こぎボートが一番!」と自分に言い聞かせて、ひたすらこぎ続けていました。

 白樺湖で体力を使い果たしたので、昨日も少し寄った蓼科湖へ。
ここでは屋外の彫刻公園へ行きたかったのです。
本来、芝の敷き詰めた所に点在する彫刻の像を鑑賞するものでしょうが、我々は裏山へ(裏山も山道に彫刻が立っていて遊歩道になっているのですが)。
我々の目的は鑑賞では無かったのですから。
おもむろにポケットから用意していたビニール袋を取り出し、栗拾いを。
子供と一緒になってがむしゃらになって拾い続けました。
下ばかり見て歩いたものですから、結局彫刻はほとんど目に入らなかったというのが本当のところでした。

 3日目はひたすら大阪に向けて帰ってくるのみでした。
いつもの旅行なら午前中は現地で遊んで、昼から帰路について夜遅く自宅に帰り着くのですが、訳あって朝から帰る羽目になったわけです。
でも気分をリフレッシュできるゆったりした旅行でした。

 実はこれらのレポートを時々刻々MAGにアップするために、パームトップ機を持参していたのですが、夕食での飲み過ぎのためマシンのスイッチすら入れることなくこうして帰ってきてからのレポートとなってしまいました。
いつになるか判りませんが、次回こそはリアルタイムレポートを行いたいと思っています。

旅の写真館