[旅の日記]
万座毛から嘉手納 
日本の最南端の沖縄に来ています。
その中でも、今いるのは沖縄本島の真ん中に位置する万座毛です。
そしてここ万座毛は東シナ海に面し、断崖絶壁の海岸線が続きます。
万座毛の恩納村には、象にそっくりの形をした岩があると聞き、見に行きます。
まるで、象が鼻を右に向いて立っているようです。
どこまでも青い海に、奇妙な像の姿をした岩が重なる絶景の観光ポイントです。
車は海岸線を南下していきます。
沖縄本島の中部のうるま市で内陸に入ったことろにある観光施設は、「ビオスの丘」です。
ここで、湖に浮かぶ観光船に乗ります。
船上では、ユーモアいっぱいの解説が笑いを誘います。
かつて来たことがあるにも関わらず、船上の話には飽きることなく聞き入ってしまいまうのです。
岸にはランをはじめとする花々が自然のままの姿で植えられており、それを眺めながらボートは進みます。
独特の笑いの世界に巻き込まれて、船上のひとときは終わります。
ガーデンセンターでは、ランの展示・販売も行われています。
陸に上がると、広場に放たれたヤギが待っています。
首にロープがついていますので、自由に散歩させてやることができます。
犬の散歩のつもりでロープを引いてみるのですが、これが思うように動いてくれません。
苦労しながらも、言うことを聞かないヤギのの散歩を何とか終わらせます。
次は、水牛の牛舎に向かいます。
写真や絵では見慣れている水牛ですが、先ほどのボートの解説によると、日本では非常に希少な生き物でここに居るのはその中の貴重な1頭だということです。
普段なら見過ごしてしまう牛ですが、非常に珍しいと判れば見入ってしまったのでした。
ここからは那覇に戻るのですが、途中「道の駅かでな」に立ち寄ります。
名前の通り「嘉手納基地」の滑走路が一望できる場所です。
訪れた時は、戦闘機7基がスクランブル発進して飛んでいきました。
轟音をたてて飛び立つので、会話なんかできたものじゃありません。
沖縄の人々の「眠れる夜を返せ」の叫びに、納得してしまいました。
あとで聞いた話によれば、普段通りの訓練による発進だったようです。
毎日がこれじゃ、たまりませんね。

那覇に戻って来てからには沖縄料理を、と食事に出かけます。
訪れたところは、沖縄民謡と琉球料理を出してくれる店です。
舞台では琉球の踊りを楽しみながら、泡盛を食します。
焼酎の仲間だと思っていた泡盛ですが、米から作られるとこの時初めて知ったのでした。
こうして沖縄の夜は更けていったのです。
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