にっぽんの旅 近畿 京都 嵐山

[旅の日記]

紅葉の嵐山 

 今日は、JR嵯峨嵐山駅からのスタートです。
京都洛北の名所と言えば数々ありますが、その中でも有名なのが「嵐山」でしょう。
その「嵐山」で1泊して、嵐山界隈を散策することにします。

 到着したてですが、夕食までの間に寄っておきたいところがあります。
嵯峨嵐山駅をまっすぐ進み、京福電鉄と交わった辺りにある肉屋です。
美味しいコロッケがあるということで、噂の肉屋を探します。
夕闇迫る時間ですが、店にはひっきりなしに客が来ていました。

 そして夜は、精進料理の食事です。
精進料理と言うと、こんにゃくや麩(ふ)で作った味気のない食事を思い出しますが、それは昔の話。
嵐山の料亭から取り寄せて机にずらりと並べられた精進料理は、高級弁当と見分けが付きません。
肉こそないものの、彩り豊かで美味しいのです。
これにお酒も入り、申し分のないひとときでした。

 その宿でちょっと気になったことがありました。
風呂や洗面所などシャンプーや洗浄液などはなく、必ず石鹸があるのです。
聞けば琵琶湖の自然保全の活動が、滋賀県に近いこの地域まで根付いているということです。
さすが環境への配慮が行き届いていることに驚きました。

 翌日は朝から嵐山の探索です。
京福電鉄の嵐山駅の前には、「天龍寺」があります。
境内に入ると真っ赤に色付いた紅葉が出迎えてくれます。
空一面に赤く染まる様は圧巻です。
「天龍寺」と言えば庭園が有名で、世界遺産にも指定されています。

 さて、いよいよ嵐山の中心の「渡月橋」までやってきました。
桂川に架かる橋で、保津川下りの終着点でもある嵐山一番の景勝地です。
上流側では、保津川下りの舟と屋形船が優雅に川面を漂っています。

 橋を渡り切ったところに、「嵐山公園」があります。
そして、その先が阪急電鉄の嵐山駅です。
そして今晩は、京都らしく精進料理を頂くことにします。
肉がないことを感じさせない、美味しいものでした。

 
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