[旅の日記]
絶景の天橋立 
本日は「天橋立」への車による旅です。
京都といえば寺院が立ち並ぶ盆地をイメージしがちですが、京都府自体は日本海にも面しています。
豊岡、久美浜を経て、国道で宮津まで走ります。
日本三景のひとつである「天橋立」を観るには、まず高台に登ります。
依然にも来たことがあるのですが、その時には北側の「傘松公園」から眼下を臨んだだけで帰ってしまいましたので、今回は南側の「文殊山」に行きます。
文殊山の山頂にある天橋立ビューランドへは、天橋立駅からリフトとモノレールが平行して走っています。
着いたときにはちょうどモノレールが出発したばかりだったので、リフトに乗ることにしました。
どちらも共通の乗車券で乗ることができ、速度も変わらないのです。
山頂からは「天橋立」が一望できます。
潮の流れにによって砂が帯状に堆積したもので、宮津湾と阿蘇海を仕切る3.6kmの砂浜が続きます。
神様が天と地を昇り降りするのにつけられた橋の一部と思われ、古くから語り継がれてきました。
名所の「股のぞき」もあって、後ろ向きに立ち股の間から見える逆さの眺めが美しいと言われています。
私も覗いてみることにします。
股のぞきが終わると山から下りて、今眺めた砂浜を歩くことにします。
その前に浜への入口のところには、智恵の文殊で有名な「智恩寺」があります。
808年に平城天皇の勅願寺として創建されました。
「智恵の文殊」と呼ばれ、奈良県桜井市の安倍文殊院(安倍文殊)、山形県高畠町の大聖寺(亀岡文殊)日本三文殊のひとつとされています。
その近くに珍しい橋があるので行ってみます。
寺の入り口で浜の方向に入ると、先ず目に入るのは「廻旋橋」です。
ただ橋の上を歩くだけでは気付かないのですが、大きな船が通るときには橋が90度に折れ曲がるものです。
ちょうどその時小さな船が橋を横切ろうとしました。
橋の一部が回転し、船が通る隙間ができたのです。
なるほど、橋のつなぎ目が直線ではなく弧を描いているではありませんか。
確認のために改めて橋を眺めてみると、支店となる太い橋脚を確認することで、納得することができました。
橋を渡るとその先は長々とした松並木で、その横は日本海に面する砂浜になっています。
砂の粒が小さて気持ちのよく、できれば夏に海水浴に来たいものです。
こうしてちょっと遠出の春のドライブは終わったのでした。
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