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[旅の日記]

神戸ルミナリエ 

 12月の神戸のお祭りと言えば、神戸ルミナリエでしょう。
阪神・淡路大震災の復興のための希望を託し、1995から始められた割りと新しい行事なのです。

 阪神電車で元町に着くと、やがて目にするのはルミナリエを観ようと並ぶ人の列でした。
「今からは1時間半待ちです」のスピーカーの声にもひるまずに列の最後に並びました。
でないと時間待ちでもしていたら列は伸びる一方ですから。
大きな通りは人で埋め尽くされ、ロープで作られた順路をひたすら進みます。
ところが同じ道を行ったり来たりで、一向に光の芸術は見ることができません。
頭の上では、ルミナリエを撮っているのか、この人ごみを撮っているのか判りませんが、取材用と思われるヘリコプターが行き来しています。

 愚痴を言いながら暑い中を歩いていると、1時間ぐらい経ったころでしょうか、最後の角を曲がった途端、行く手の先のほうに灯かり見えてきたのです。
これは他ならぬあのルミナリエというものではないでしょうか。
人ごみにもまれながらも徐々に近付いていくと、突然そのきれいな光の世界が開けたのでした。
待ったかいがあったと言うものです。
掲載している写真はその一部ですが、現場で観るそれは臨場感一杯で感動的なものでした。
光のアーチをゆっくり歩きながら、三宮まで楽しんだのでした。

 さてせっかく神戸に来たのだからと、訪れたのは神戸ビーフの店。
世界に誇る神戸ビーフとだけあって、値段も他とは1桁違います。
通された席の前にはカウンター代わりの鉄板があり、シェフが目の前で焼いてくれます。
先ずはニンニクを焼き初め、香ばしい臭いが立ち込めます。
そこに本日の主役のステーキが登場し、頃よく焼けたミディアムでいただきます。
神戸の味を堪能して満足の1日だったのでした。

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