SoftBank X01HT

SIMアンロックへの挑戦

 苦労して11月バージョンを入手したX01HTですから、本来の目的のSIMアンロックを行うしかありません。
SIMアンロックは、HTC Hermes unlock for GBP 20.00のサイト(英文)からアンロック用のソフトを購入できます。
$38の料金が必要で、オンライン決済用のPayPal(eBayの決済システム)への登録も事前に行っていなければなりませんが、HTC Hermes unlock for GBP 20.00のサイトからもできます。
無料のアンロックソフトも出回っていますが、アンロックに失敗して携帯そのものが本体交換ともなれば、10月バージョンを苦労して入手した甲斐がなくなりますので、ここは実績のある有料版を使うことにします。
さてそれ以降の手順は、以下のようになります。
  1. X01の電池ケースの裏蓋と電池を外します。
  2. 電池を外せば、本体にIMEI番号の表示が見えます。そのIMEI以下の15桁の数字をメモしておきます。
  3. HTC Hermes unlock for GBP 20.00の画面で、今ひかえたIMEI番号を入力します。
  4. ここで先ほどのPayPalの決済確認が行われます。
  5. ほどなくPayPal登録時に設定したメールアドレス宛に、「Receipt for Your Payment to MIGsofT」のタイトルで、支払い完了通知が届きます。
  6. さらに数分後、「Your UNLOCK purchase」のタイトルで「やがてキーファイルを送るよ」といった意味のメールが届きます。待てない人のために、キーファイルのダウンロード先の情報も書かれています。
  7. ほぼ同時に、今度はキーファイルを添付した「Your M3100 unlock key」というメールが届きます。
  8. HTC Hermes unlock for GBP 20.00のサイトから、アンロックソフトの本体であるM3100v3Unlock.zipを母艦(windowsマシン)にダウンロードしておきます。
  9. 母艦でM3100v3Unlock.zipを解凍してM3100v3Unlock.exeを作ります。
  10. 解凍してできたM3100v3Unlock.exeと、メールで送られてきたキーファイルを母艦(windowsマシン)の同一フォルダに格納します。
  11. 母艦と携帯をUSBケーブルでつなぎ、双方でActive Syncを起動しておきます。
  12. 母艦でM3100v3Unlock.exeを実行すると、DOS窓が開き作業が行われます。途中キーファイルの場所を聞かれますが、それに答えれば勝手にリブートして処理を実行してくれます。
 アンロックソフトは、まずROMのバージョンダウンを実行し、その後SIMロックを解除します。
ところが、何とアンロックの実行中に止まってしまったのです。
ひょっとして、アンロックに失敗して携帯そのものが起動できなくなったのではないか、とよからぬ不安が脳裏をかすめました。
これはえらいこっちゃ。一瞬目の前が真っ白になりましたが、ここであわててはいけない。
ここは落ち着いて風呂に入って、今後の手順を整理することにしました。
原因はといえば、母体のウィルスチェッカーが、アンロックソフトの動きを不審と判断して、アボートさせていました。
結局のところ携帯自体は、電源OFF/ONで正常に起動することができましたし、ROMのバージョンダウン処理までは正常に終わっていましたので、一時的にウィルススキャンを停止して再度同じ手順で挑戦することにしました。
そして今度は無事成功です。
(写真は、POWERボタンと左側面のOKボタンを同時に押しながらRESETを押したときに出る画面で、IPL-1.01、SPL-1.04とバージョンダウンされたものが表示されている)

 我が家にはNTTドコモのSIMカードがありませんでしたので、後日ドコモカードに入替えて電話機として正常に動作することの確認をしたのでした。
これで我X01HTは怖いもんなしのハズ。
手持ちの国内では使えない海外SIMカードを眺めながら、出番の来る日を待つのでした。

ソフトバンクの赤SIM

NTTドコモの緑SIM